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江村 悟; 大貫 守; 中原 嘉則; 陶山 尚弘*
JAERI 1089, 52 Pages, 1965/09
高放射性物質を取り扱う遮蔽セルを建設する場合、一般にはその遮蔽計算はごく単純に行なわれている。このため、複雑な構造をもつ遮蔽セルでは建設前後において遮蔽能力に差異が生ずる。さらに、施工中の手違いから十分な遮蔽能力がえられないこともある。鉛15cm厚の分析セルおよびサンプリングリスターセルについて、およそ1.5キュリーのCo-60を点線源として放射線漏洩試験を行なった。空間線量率および表面線量分析セルおよびサンプリングブリスターセルのボールソケット部分より若干の放射線の漏洩が見い出されたが通常の作業においては問題ない。その他、分析セル天井面のダクト部分、EセルとMセルとの間の遮蔽、サンプリングブリスターセルとコンクリート壁との目地、コンベア-トンネルの遮蔽など遮蔽の弱い箇所が発見された。これらの弱点を補強することによって分析セルでは核分裂生成物をおよそ30キュリー、サンプリングブリスターではおよそ20キュリーまで取り扱えることがわかった。